REVERS TO ME
  

世は破壊だけの世界となっていた
悪魔のような闇の使い手セルア。町は破壊し、生物はすべて消滅させるという・・・
世は暗い世界だった・・・



 序章 『始まり』


ザーザー。
暗闇に葬られた海が涙をながすように波をうつ
そこに二人の青年が近くの町『レイゲナール』へと向かおうとしていた
一人の少年はねずみ色のバンダナを髪の毛に縛り、ショートナイフを腰につけていたもう一人の少年は、たくましい腕と緑色のひとみを持っていた

「なぜだろう・・・。この世界の暗闇は・・・。なぁ、ユメラ」少年は言った
少年はまだ15〜6ぐらいの若き者だった
一人はユメラと呼ばれている
もうひとりはオウナと呼ばれている。二人の少年はリアという穏やかな町で育った幼なじみだった。リアは、闇の使い手にも気づかれないすべてが平穏な町だった。昔から『伝説の村』といわれている。

「んで、次の町はミストフィスだよな・・・?」オウナが聞く
「おまえ・・・そこにいきたかったのか??まったく正反対だぞ・・・すぐそこに見えるのがレイゲナールだ。」呆れた声でオウナに答える
え・・・?」気づいていなかったのか驚きのあまり声がでなくなった
こうして、1見平和そうに見えるが、世界は過酷なものだった


「まぁ、いいか。レイゲナールでも」かなり中途半端なオウナだった
ユメラもいつもそれについていっている。二人はよき相棒だった

「レイゲナールももう破壊された都市だよな・・・。ここでも、魔物を倒すのか・・・」悲しそうな声でユメラが言う

「ユメラ・・・。悲しんではダメだ・・・。リアの聖なる力がやどっている俺たちにしかできないんだ・・・。」すこし寂しげな声を出す
オウナの銀色の毛が、ねずみ色のバンダナで押さえつけられ、軽く髪が不自然になびく
ユメラは、一人先に足を進め、町を見に行った
枯れ果てており、わずかな生命のよどめきしか聞こえなかった

「くそ・・・」泣きたいぐらい悔しい気持ちになった

「親玉はやつみたいだな・・・。」深刻な目で、中央部に居るダークソルジャーを見つめる
※ ダークソルジャーとは、闇の使い手のしもべです!!

「はぁああ!!」ショートナイフを回転させ、ダークソルジャーに投げつけた
一撃でダークソルジャーは粉砕された・・・。ものすごい力と腕のもちぬしだった

「ふ〜・・・いつになったら平和がこの世界にやってくるのだ・・・」



第2章 『もう一人の主人公、レイラ』


      暗闇のまどろみ

       空に咲く一つの光

   その光に暗闇の中の少女は問いかける

     「人は何を求めているの?」

     「人は何を信じているの?」

   「人は何のために生きているの?」

    この問いに光は静かに微笑んだ

「人は光を求め、未来の鍵を探しているんだよ」

「人は、大切な人を信じているんだよ」

「人は大切な何かのために生きているんだよー・・・」




「・・・またあの夢か・・・。」
ベッドに横になっていた体を起こすと小さな声で少女は言った。
歳は17,8、あたりであろう。少女は短い透き通った金色の髪に澄んだ蒼色の瞳をしている。しかし、それは右眼だけ。左眼は白い包帯に覆われている。その瞳は、何色なのか・・・。

「・・・!?ここは何処なんだ?」
少女は思いついたように言った。
すると、どこからか可愛らしい声が聞こえた。
「お目覚めだね!!ビックリしたよ〜!!家の前で倒れてるんだもん!」
その声の持ち主は20代であろう容姿をしている。しかし、そうとは思えない声の可愛さ。
少女はそのギャップに驚いていたが、暫くして口を開いた。
「そうか・・・。(またか・・。)」

「でも、大丈夫!!ただの疲労だから!!一応自分の名前・・言える?」
「・・・レイラ・・・レイラ・ミラル。」
「よし!記憶はぶっ飛んでないようね!!私はリンファ。リンファ・レミアル!一応薬作るから待ってて(^^)」
そう言い、リンファと名乗る女性はベッドの近くになる大きな鍋へと足を向けた。
「(・・此処は薬屋?)」
そう思い、あたりを見回すと道具やら草やらが置いてある・・・というより重なっている。部屋の隅にはなぜか人体模型や骸骨も置いてあった。
「(・・・私よくここで寝ていたな・・。)」←実は怖いの駄目な人。
レイラは気を取り直して、薬を作っているリンファへと眼を向けた。
リンファは自分より大きな鍋に材料を入れている。
レイラは材料をボケーと見ていたが急に目を見開いた。
「それを・・・私は飲む・・・のか?」
レイラは材料を見ながら恐る恐る問いかけた。
「そうよ!カエルは胃に、トカゲは目にいいんだから!この薬はとっても体にいいのよ(^^)」
リンファは、右手に持っているカエルをブンブン振り回しながら言った。
そして、コップに注ぎレイラに渡した。
その色は薄いオレンジならまだしも濃い青色・・・。
「(・・・本当に飲むのか?)」
そう思いながらチラっとリンファを見た。
しかし、リンファは早く飲んでほしいらしく子犬のような瞳で見ている。
「(・・・飲むのか)」
決心をしたらしく口へとゆっくり運び、飲む・・・


     〜暫くお待ちください〜

「大丈夫?でも、苦い方がよく効くから(^^)」
青くなりながらレイラは答えた。
「そうだな・・・。」
しかし、何かを考えたのかうつむいた。すると、暫くしてベッドから起き上がった。
「!?まだ休んでないと!!疲れをとらなきゃ!!」
「大丈夫だ。行かなきゃ。」

         深く関わってしまうと傷つけるから

            左眼がうずくんだ

   行かなきゃ、行く宛てはないけど先を見失ってしまいそうだから

「そっか・・。エリザさん!!帰るって!!」
リンファは大きな声で隣の部屋まで叫んだ。
「はいはい〜!!」
その部屋からは、リンファと似た声が聞こえた。
「エリ・・ザ?」
「私の母よ(^^)」





「世話になった。ありがとう・・・。」
「いいえ、とんでもない!そうそう、これ持っていきな!」
そう言い、エリザはレイラにビンを渡した。
その中身はさっきの薬。

「・・・。」

「旅の途中で疲れたらこれを飲んでね!!蜂は腰痛に、蛇は肩こりに、トンボは鼻にー・・・」

「(210種類言うつもりなのか・・?)」


二人の主人公が交差していく・・・
そして、レイラとは何者なのか・・・?

                                      つづく
デジ&みかん
2002年11月14日(木) 21時37分46秒 公開
■この作品の著作権はデジ&みかんさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
みかん>やっと合作が出来ました〜♪これからこの小説をよろしくお願いしますね〜(^^)

デジ>ということで、今回は、俺が担当しております。この合作、俺が頼みました!そしてなんとかできて・・・。この二人の出会いはどうなるのか・・・。まだまだわかりません。二人の想像力ですから!それでは次回もよろしくおねがいします!!

次回はみかん担当です!!

この作品の感想をお寄せください。
ほぁ〜、二人の合作かぁ!薬、楽しかったなぁ〜。ほって置いたら全部言っちゃいそうだよね☆(笑)これからが楽しみッス!頑張って!グッビバイ! 5 まぎ ■2002-11-24 20:38:42 proxy2.uyasu1.kn.home.ne.jp
遅レスごめんなさい…。合作、とってもいい味デテマスネ!!(←コイツ誰?)これからどうなるのか、すっごく気になります〜!!ではでは、これからもファイトです! 5 ZNK ■2002-11-21 23:39:56 90.pool1.ipcyokohama.att.ne.jp
かなり遅レスだ・・・(汗)いよいよ作動だね!(笑)二人とも個性が出てて良かったと思うよ〜!んと・・・少し気になった部分が。ちょっと重い・・かな?まあ、意味は直接聞いてくださいな。でも、面白いから二人とも自信もって!んでは、次も待ってるよ〜! 5 桃助 ■2002-11-21 18:39:20 k116180.ppp.dion.ne.jp
こんにちはW穂月です!お二人の合作、すごいです!謎がたくさんで次がどうなるのかすごく楽しみです〜!!でわでわ、次回もがんばってくださいっ☆ 5 穂月 ■2002-11-15 17:39:39 host-j228.izumo.ne.jp
点数間違えました・・・すいません・・・ 5 くれよん ■2002-11-14 21:46:20 61203176092.pbc.ne.jp
合作かぁ〜♪すごいな〜・・・この先がどうなるのかすっっっごい楽しみですっ!!!頑張ってください〜♪ 1 くれよん ■2002-11-14 21:45:34 61203176092.pbc.ne.jp
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